先日大阪難波にオープンした『なんばパークス』へ行ってまいりました。
この土地はかつて南海ホークス(〜1988)の本拠地であった大阪球場の跡地を、南海電鉄が行っていた再開発によって2003/10/7に完成した大規模 商業施設です。この建物の最も大きな特徴は2階から上層階に向けて丘陵状に広がる屋上庭園で、都心の中で自然との共生というテーマをもとに設けられまし た。2階入り口には、当時の大阪球場のホームベースとピッチャー位置それぞれを示すモニュメント(写真3枚目)が作られています。店舗フロアは階段状に なっており、その外側の庭園部分は階段を伝って緑に囲まれながら上層階まで歩いて行くことができます。最上階にある円形劇場(写真9,10,26枚目)で はパフォーマーの演技や音楽演奏などが行われることもあります。 夜になると屋上庭園はまた昼とは違った景色になります。花や緑はライトアップされ、夜も心地いい空間を提供してくれます。上層階からは付近を走る道路やビ ル群を眺めることができ、今後は夜景を楽しむ絶好のスポットになりそうです。

なんばパークスのTVCMでは、1000年後の難波が緑いっぱいの未来都市になっている理想の姿を描いていたんです。『1000年後の 緑に覆われた新宿』のテーマ表現を目指すMetropical Netとしては、いくつかの共通点を見受けられたためここで取り上げることになりました。南海電鉄は第1期再開発のなんばパークスを皮切りに、今後は業績 の上向き次第で第2期、第3期と開発が予定されています。こうした都市緑化の試みはぜひ今後の開発にも生かし続けて頂きたい次第であります。さらには今後 建つ近隣の建造物も含めて難波周辺に緑の光景が広がることで、人にも環境にも優しい街並が実現されればと期待しています。

参考; http://www.nambaparks.com/ (Words,03/10/20. Photo,03/10/19.)

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