Performance Tools

Guiter Controller/Electric Guiter: Roland G-808
G-808
ギターシンセサイザー(GR)用コントローラーG-808である。ローランドと富士弦楽器製造(フジゲン)との合弁 会社『富士ローランド』製。24ピンケーブルを外付シンセサイザーユニットGR-300などに接続し、コントローラーとして用いる。ハムバッ カータイプのピックアップ2つ搭載し、スルーネッ ク構造でエレキギター単体としても十二分の性能を持つ。ギター音とシンセサイザー音を混ぜ合わせて鳴らすことも可能。約25年前の年代物なので傷は多少見 られるが、作りがしっかりしているため手入れを心がけていれば 傷も気にせず演奏に没頭できそうだ。ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)もこれと全く同じG-808とGR-300のセットを所有しており、当時の ローランドの広告に登場したこともある。ソロアルバムか何かで当機使用の楽曲もあるらしいが、私はまだ聴いていないので今度取り寄せてぜひ参考にしてみた い。ちなみにどのくらいの予算で入手したかはあえてここで触れるつもりはないが、随分高い買い物だったとだけ言いたい。
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Polyphonic Guiter Synthesizer: Roland GR-300
GR-300
ローランドが開発した史上初のポリフォニック(複数発音)仕様アナログギターシンセサイザーがGR-300である。 G-808やG-303などのGRコントローラー(ギター本体)を24ピン専用ケーブルで接続し、ギターの弦を弾くことで当ユニットからシンセサイザー音 を鳴らすという当時としては斬新な発想の楽器である。キーボードとひと味違ったギターの繊細な表現を生み出すことができ、各弦のセンサーに割り当てた 6VCOとヘキサ・ディストーションを音源とし、エンヴェロープ・フォロアーなど多彩な機能を持つ。GRコントローラーのつまみ操作やフットスイッチなど によりリアルタイムの音色可変ができ、ギターの腕と創造力次第で面白い使い方がいくつも思い付きそうなシステムである。
ギターシンセサイザーの登場時は世界の音楽業界で注目を大い に浴びたが、その後は一般的に普及した鍵盤シンセサイザーの影に隠れることとなる。しかしデジタルでは決して再現できないGR-300唯一の音色は、現在 でもパット・メセニーなど多くの演奏家によりステージやレコーディングで使用されており、コレクターアイテムとしても高く評価される機種となっている。
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Electric Guiter: Fender Japan Telecaster TL52-65
Telecaster TL52-65
2002年6月に御茶の水の楽器店で中古で見つけ購入したテレキャスター。多分45,000円位だったと思う。山下 達郎さんが『Sparkle』で茶色のテレキャスターを弾いて録音したと、アルバム『FOR YOU(リマスター版)』のライナーノーツに書かれてあったを見たのがテレを選んだきっかけである。
メタルのような速弾きには興味ない自分にとっては、軽くて頑丈で、そしてかき鳴らす度に太い高音域が心地良いテレキャスターは自分の手に最も似合うギター だと思う。当時赤〜茶系の色が好みだった自分がどうしてこのなんとなく微妙な感じのクリーム色を選んだの か、今となっては疑問に思うことがある。考えられるのは当時住んでた和室に似合う色だとか、以前深夜のTVで小田和正さんが同色のテレを弾いてたのを見た とか、いくつかの記憶がある。多少塗装が欠けていたものの木目が綺麗なギターで、家で過ごしてる時はこれを無性に握りたくなることがある。
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Electric Bass: YAMAHA BB-X-24 (Fletless type)
BB-X-24
2003年1月にオークションにて当時50,500円で購入。ワインレッドのボディカラーが好みだったので以前 少し気になっていた機種であったが、過去に生産されていた24フレットモデルにフレットレス改造済と目にした瞬間思わず即購入となった。音はボディ全体か らもの 凄くよく鳴る感じ。取り外したフレットラインは残っているので音程移動はほとんど気にならないし、慣れてしまえばフレッテッドモデル以上に演奏の自由が広 がる気がする。 もう一台フレッテッドベースが欲しいのだが、似た雰囲気な色の機種があったら教えてほしいところ。やっぱり日本製がいい。例えば上位機種BB3000を 狙ってみるとか?もちろん同色で。
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Acoustic Guiter: Morris MD-516
MD-516
大学の友人が不要とのことで頂いたもの。私が唯一持っているアコースティックギターである。状態は比較的良く、アン プなしでもどこでも持ち出せて弾きたい時に重宝する。友人の結婚式で弾いたことがあるが、人前で演奏するのが約4〜5年ぶりだったこともあり大失敗した記 憶が新しい。出席者の方々には「俺普段エレキしか弾いてないから弦固くてさ〜」と言い訳し難をしのいだ。それ以来いざという時の演奏のために極力毎日楽器 を手にしようと心がけている。
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Guiter Amp: Roland JC-77 JAZZ CHORUS
JC-77
JAZZ CHORUS JC-77は2005年最初に手に入れた機材だった。コーラス・リバーブ・ディストーション効果が搭載されていて、コストパフォーマンスは最大限に優れた アンプである。現在は既に生産完了 機種なのでオークションで購入したのだが、このクラスにしては破格の27,500円だったのは運が良かったかも。 25センチスピーカーを2発搭載し、出力は40W+40W=80W。カバーとキャスター付き。私の家には練習用アンプが3台あるものの、本格的ギターアン プは初めて手に入れたのでとっても気に入っ ている。とにかく大きな音がなって最高のトーンが得られるアンプだ。今後のこの機種の評価次第で将来ヴィンテージ扱いされる可能性があると思うと、とって も安上がりな買い物だったと言えそうだ。そういえばCharさんもJCシリーズを使ってたらしく、数多くのギタリストに組み込まれるギターアンプの一つで ある。
この日本で最も多く普及するギターアンプ・ジャズコーラスシリーズの最大ヒット機種JC-120と比較すると、出力120Wには劣るもののあちらの 30cmスピーカーより25cmスピーカーの方が、高音域が伸びる特性を持つためコーラス効果を綺麗に再生すると言われている。そのためJC-120より JC-77を求める人もたまに居るらしい。
しかし家での演奏はボリューム1か2までが限界で、気軽に鳴らせるもんじゃないのが残念。それでもクリアな状態で高音がパキパキ鳴りまくるHI- TREBLEトーンは最高!リバーブも最高!コーラスも最高!特にうちのテレを繋いだらさらに鋭く高音が突き刺さってくるみたいだ。歪みだけがギターの音 じゃない!パキパキした高音域を含めてこそベースとのバランスを加えて見事にロックンロールできるんだと個人的には思う。JCは今後も長く使いたいアンプ である。
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Guiter Amp: Roland JC-20 JAZZ CHORUS
JC-20
オークションで21,000円で購入。ちょっとノイズが気になるかも?と思ってローランドに修理に持って行ったのだ が、特に問題ないとのことでそのまま使っている。社員の方によると1993年日本製。実は1989年春まで、私は大阪住之江に当時あったローランド本社の すぐ隣近所にある団地に住んでいたのだが、その話をすると社員さんは当時から在籍されていたようで隣近所の団地の存在も覚えておられた(現在は全ての工場 が移転済)。ちなみにこのアンプはその当時の工場で作られた製品ではないそうだ。生家の隣近所にあったローランドはその関連会社ボスと共に幼少時から名前 だけ知っていたが、昔はあの隣近所の小さな白いビル内で数々のヴィンテージ機材が生まれていたと考えると感慨深い。
アンプの話に戻るが、クリアな状態で高音がパキパキ鳴りまくる音はさすがJC!練習用とはいえJCはJCだから、決してこの音は侮れない。現行JC-20 (多分イタリア製)も最近弾かせてもらったが、やっぱり自分の持ってる日本製JC-20の音の方が好きな音だ。
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Bass Amp: NIHON HAMMOND/ACE TONE B-50
B-50
かつて日本ハモンドという楽器メーカーがあったことをご存知だろうか?その前身はACE TONEブランドで有名だった(らしい)エース電子工業で、ローランド創業者の梯さんがそれ以前に大阪住之江で立ち上げていた知る人ぞ知る電子楽器専門 メーカーである。
これは70年代後半、日本ハモンド時代に製造されたACE TONEのベースアンプである。真空管仕様で30cmほどの大きさの50Wスピーカーが1つ搭載されている。譲って頂いた前オーナーの方は25〜26年前 にご購入されて以来あまり使われていなかったそうだが、古さを感じさせない程綺麗な音がしてとても気に入っている。私は今まで真空管アンプを使ったことが なかったので一体どういう音が鳴るものなのかピンと来なかったが、暖かみがあって優しい感じというのが個人的な感想だ。音だけでなく古き良き高級感溢れる デザインも素晴らしい!自分が生まれる前にあの生家の隣近所でこんなアンプも作られていたと知ったのはつい最近だが、まるで同じ空気で生まれて生き別れに なった者同士が数十年ぶりに再会したみたいで感慨深い。ますます今後も手入れを心がけて長く大切にしたい一品である。
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Effector: BOSS SD-1 SUPER Over Drive
SD-1
ボスのコンパクトペダル第1号機はOver Drive OD-1だが、このSUPER Over Drive SD-1はOD-1と同じ回路にTONEつまみを加えた機種である。発売開始から20年以上に渡り現在も生産が続いていて、業界標準機とも言えるかもしれ ない歪み系エフェクターである。私が持っているのはオークションで2005年1月に入手した1981年頃製造のもので、裏面ラベルの製造者表記(大半の機 種の表記は"Product of Roland MADE IN JAPANもしくはTAIWAN"となっている)が"Roland JAPAN"とだけ書かれてある貴重なタイプだそうだ。
Over Drive(オーバードライブ)とは音を柔らかく歪ませる効果で、現在でもロックギターにおいては必ず使われる音響効果である。真空管を通した歪み音が暖 かいと言われる理由を解析し、世界で初めてエフェクターとして製品化したのは大阪住之江で創業したローランドの子会社ボスである。OD-1の後継機SD- 1はTONE回路を加え演奏表現の幅を更に広げた機種で、大きな音を出しても耳を激しく突き刺すことなく柔らかな歪みが得られるのでとても使える。実際ど の時代のものが最も鳴りが良いのかは確かめたことが無いので知らないが、私のSD-1はまさにボス最初期の音であると受け止めたい。
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Effector: BOSS DS-1 Distortion
DS-1
オークションで2004/4に入手した、私が初めて手に入れたボスのコンパクトペダルはこのDS-1 Distortionだった。日本製。取扱説明書には本社 が大阪住之江の住所が記載されていたので、親会社ローランドと目と鼻の先にあったボスのオフィスで作られていたことになる。ちなみにその記載住所は私が幼 少時よく遊んでいた公園のすぐ横であった。今ではロックミュージシャンが当たり前のように使っているエフェクターが、あの記憶の片隅にある小さな白い建物 (現在は移転 解体済)で作られてたと知ったのはつい最近である。
で、DS-1の音だが…オーバードライブとは違ってディストーションは比較的硬めで太い歪みが得られる。オーバードライブと曲毎に使い分ければこの歪みは 常にどんな演奏にも対応できると思う。さすがロングセラー機種。あんまりメタルとか激しいのは好みではないので、個人的にはこの位の歪みが丁度良く感じ る。演奏では あんまりDISTは回し過ぎず半分以下で使うことが多い。
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Effector: BOSS FZ-2 HYPER Fuzz
FZ-2
90年代中期に製造されたファズエフェクターで、2種類のファズとブースターモードが選べる。空気を壊す位になかな かひどい歪みが得られるので、古めのロックを演奏するのに向いてそうだ。その後登場したFZ-3 Fuzzは海外製のファズがベースなのに対し、このFZ-2は60〜70年代の和製ファズ回路をベースとしてコンパクトペダル化したものだとか。製造期間 は3年位だったそうだが、いわゆるRoland BeeBaaやACE TONE FUZZ MASTERを再現しようとしたコンパクト版?なのかと思うと、どうしても気になってしまったおかげで入手に踏み切ったと言って間違いない。個人的には DistortionとFuzzを両方セットして、曲ごとに使い分けようかなんて考えている。
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Effector: BOSS BOSS CS-2 Compression Sustainer
CS-2
BOSSのコンプレッション・サスティナーの2代目。音声の大入力を抑え小入力を持ち上げることで、原音に圧縮効果 を生み出す エフェクター。ノイズを減らし音の抜けを良くすると同時にサスティン(持続)効果を生み出すために用いる。歪ませたり揺らぎを加えるものと違って地味な役 割かもしれないが、しっくり来ないときに繋いでみると暗かった印象の音も一転存在感のある音に変わる。ギタリストの中にはいつもこのCS-2だけは外せな いという人も多い。
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Effector: BOSS TW-1 T-Wah
TW-1
BOSS初期に製造された銀ねじ仕様のタッチ・ワウ。当初『Touch Wah』の名称だったが改称し『T-Wah』となった。ギターピッキングの音量に合わせてワウワウ効果(とちょっと違うが何となく似たような効果)が得ら れる。古い感じの音がするが、まぁまぁインパクトはあるのでワウペダルの代用というより別物の効果として使った方がいいかも。個人的にはDownモードが オススメ。ファンク調の曲にはフェイザーと組み合わせてリズムギターとして使うと良さそうだ。
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Effector: BOSS PH-1r Phaser
PH-1r
80年代初頭に製造されたBOSSフェイザー。ボスの最初期機種PH-1にレゾナンスを加えてrが付いたモデル。波 形の位相(+と-の関係のようなもの)を波打つように入れ替えることで、音の空間に奥行きを生む効果が得られるエフェクターである。元々フェイザー(フェ イズ・シフター)はハモンドオルガンにセットする回転スピーカー(レズリースピーカー)効果を人工的に作り出す目的で生まれたが、実物の再現には至らな かったもののこれはこれで新しい音響効果としてエレキギターなどに用いられることになった。このジェットサウンドを通してギターカッティングを決めたら、 まるで何となくその時代の音がするようで懐かしく思える一品だ。爽快感が欲しい時にはまず欠かせない。このPH-1rにギターやベースなどを試しつつ繋い で弾くうちに、効果的な利用法がいくつも思い付きそうな気がする。
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Effector: BOSS CE-3 Chorus
CE-3
80年代中期に発表された、BOSSのステレオ仕様のコーラスエフェクターである。コーラスとはジャズコーラスにも 搭載されているRoland/Bossが開発した音響効果で、楽器の音に揺らぎを生み出すことで空間が広がる感覚を得られる。CE-3の発表当初は70年 代後半に一世を風靡したChorus Ensenble CE-1の生まれ変わりと位置づけられ、ほぼ同様の機能をコンパクトサイズに凝縮したモデルとして広く普及した。この機種は特に個性の強い音を得られる訳 ではないが、必要最小限の標準機種として価値は高いと思う。基本的なコーラスギターサウンドを爽やかに奏でたい時には何かと重宝しそうだ。
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Effector: BOSS DC-3 Digital Dimension
DC-3
DC-3 Digital Dimension (後にDigital Space-Dと改称)は、1つの音を多重に柔らかく広げる効果を生み出すデジタルコーラスエフェクターの1つである。コーラス効果の開発メーカーである Roland/BOSSからはCE-1 Chorus Ensenble以降数々のコーラスエフェクターが発表されてきたが、この製品は空間の自然な広がりを重視したディメンジョンコーラスとして分類されてい る。過去にはDC-2 Dimension-CやSDD-320 DIMENSION Dなど似た効果を持つ機種があったが、それらがボタンでたった4つの固定効果しか選べないのに対し、DC-3は4つの回せるつまみにより音作りの幅が広 がっている。保証書によると1988年製。CE-3など標準タイプのコーラスとはひと味違った揺れの少ない自然な音が得られるこのペダルは、十数年経過し た現在においても新鮮さを忘れさせないのが魅力的だ。
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Effector: BOSS DD-6 Digital Delay
DD-6
現時点では最新のBOSSディレイペダル。2004年12月に購入したのだが、これを選んだ理由と言えば単体ペダル 操作だけでディレイテンポ入力が可能な点である。曲のビートに合わせたディレイ効果は今後の自作曲にもぜひ導入したい効果の一つだ。ステレオ入出力対応 で、逆ディレイ音再生や最高5秒程音をキープできる機能、フィードバックをペダルを踏む度に過剰に効かせられるワープという効果もある。デジタルなのでも ちろん綺麗な音を奏でられる。逆に言えば音の個性が無いと言えば無いのかもしれないが、便利で丈夫であれば全て良し!かなり長く使える一品になりそうなの で、しっかり操作を覚えて使いこなしてみたい。
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Effector: BOSS TR-2 Tremoro
TR-2
BOSSのトレモロ効果を生み出すエフェクター。フェンダーアンプに搭載されているようなシンプルなトレモロ(音量 が震えるように上下する効果)だけなのだが、ソロパートでヴィンテージ感のあるスローな太い音が欲しい時に使ってみようと導入。モスグリーンの配色はなぜ か個人的に気に入っている。
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Effector: BOSS NS-2 Noise Suppressor
NS-2
日本製。複数エフェクターへの電源スプリッタも兼ねて購入したノイズサプレッサー。ノイズの乗らない楽器なら音痩せ 対策で繋がない方がいいのかな?なんて思ったりもするが、そうなると代わりの電源供給をどうするか悩む。後に購入したGP-20にノイズサプレッサー機能 が付いてるし、実際この本体機能はあんまり使っていないみたいだ。そのうち使うことにしたいが、最近買ったチューナーTU-2が電源スプリッタの役割を 奪ってしまいそうな気がする。考えられる用途としては、今後アンプを購入した際に直接ライン出力で録音することがあればNS-2は重宝するかもしれない。
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Effector: BOSS PW-1 Rocker Wah
PW-1
BOSSコンパクトペダル登場の頃に生産された、ワウペダルである。日本製。人間工学に基づいて設計されたと言われ 少し大きめに作られたペダルは、踏み込みの深さは物足りないものの安定感がある。 電子式機構を用いたワウワウはおそらくこの機種が世界初と言われているが、音の評価についてはVOXなど定番ビンテージワウペダル機種と比較すると好みは 真っ二つに分かれるところかもしれない。個人的にはSuminoe Soundsを奏でるのにきっと最も必要なワウサウンドが得られそうだと考え入手したが、壊れにくい構造なので今後長く活用するペダルになる予感がしてい る。
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Tuner Pedal: BOSS TU-2 Chromatic Tuner
TU-2
2004年12月に購入したBOSSコンパクトペダル型のチューナー。流れるLED表示で電流はたくさん消費しそう だが、音合わせ操作の簡単さはダントツである。電源スプリッタ機能も付いているので、このチューナーとコンパクト数点だけあれば簡単に演奏が始められるの がポイントだ。電池での使用はオススメできないが、今後必ず外せないペダルの一つになりそうだ。
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Tuner: BOSS TU-8
TU-8
Morrisギターを頂いた時に一緒にケースの中に入っていたチューナーであったが、それを今も大切に使っている。 ギター・ ベース各弦に合わせオートチューニングができ、ピッチも変えられるのでとても便利なアイテムだ。
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Effector: BOSS GP-20 Amp Factory
GP-20
2004年9月末に神戸の楽器店で購入する。生産終了後約1年半経つのに、店内に新品が残っていたのは奇遇だったと 思う。ギター演奏をMacに取り込むためのアンプシミュレーター。デジタルアウトもついていて、JC-120を始めVOX、Fender、 Marshall、Matchlessなど20種のアンプパターンがあり面白い使い方ができる。私はまだPODを使ったことないが、それに比べてGP- 20はツインペダルタイプなのでギター片手に設定を自由に変えられるのが便利だ。ベースアンプタイプも1、2種入っているので、これ一台でLogicや GarageBandへの録音は何とかなりそうだ。
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Effector: Roland BeeGee AF-60 (FUZZ SUSTAINER)
BeeGee
このBeeGeeと呼ばれるエフェクターは、ローランドが70年代に発表したファズ・サスティナーである。当時人気 だった(らしい)ファズエフェクターBeeBaaとコンセプトは違うが、ギターなど楽器を繋げば古き時代の原始的ファズ・サウンドが思う存分味わえる一品 だ。他のファズはこれからいくつか試してみようと考えているが、このBeeGeeの特徴である長く伸びる鋭いサスティンの荒さが極めて心地よく、ファズは ファズでもおそらくこれに取って替えられるファズは存在しないだろう。もちろん完全アナログ機構で電源は9V電池のみ。つまみはTONEとOUT LEVELの2つのみ付いている。FUZZやSUSTAINのかかり具合は調節できない。もう少し強めに、もう少し弱めにといった調節ができない代わり に、スイッチを踏み放たれる音を素直にBeeGeeの音として楽しむのだ。私は運良くオークションにおいて箱付きの状態で見つけたのだが、初めて手に取っ て見た当時のローランド製品の外箱デザインは、楽器パッケージというよりまるで電気工具箱のようだ。
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Volume Pedal: Roland FV-1
FV-1
1972年に大阪住之江で創業したローランドが発表した楽器接続用ボリュームペダル第1号機。ボス発足前の当時は前 身のMEG(メグ)電子という会社がギターエフェクターの開発部門を担っていて、おそらくその頃に作られたものである。完全アナログ機構の全金属製でとて も重厚な造りである。古き良き時代を感じさせられる一品だ。しかし鉄アレイ一個分のような重さは持ち歩くには厳しく、ペダルを踏むのは自宅で70年代の雰 囲気を味わいたい時にとどまるだろう。
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Effector: Amdek PHK-100 Phaser
FV-1
かつてBOSSと本社所在地を同居していた現Roland DGの前身であるAmdekのエフェクター組み立てキット。この機種はフェイザーエフェクターである。組み立て済の状態で入手したが、操作つまみの配置や 音響効果はBOSS PH-1rとほぼ同様である。ちなみにこの背面のAC端子はBOSSの端子より小さいため、そのままで接続ができないので注意。私は単なるコレクションと して入手したので、こちらのPHK-100はほとんど使うことなく普段はPH-1rを相変わらず使用している。
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Foot Switch: Roland FS-3
FS-3
ローランドが70年代後半に発表した3連フットスイッチ。ジャズコーラスのコーラス・リバーブ・ディストーション効 果を足下でON/OFF操作する のに最適なスイッチである。レザー貼りの外観は少し懐かしめな雰囲気を持っていて、演奏時足下でスイッチを操作しながらギターを奏でる姿はいい絵になる気 がする。
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Effector: NIHON HAMMOND "Big Jam" Phaser SE-1
SE-1
ACE TONE〜日本ハモンドは、大阪住之江においてローランドと並んでアナログ電子楽器の分野において個性の強い製品を作り続けていたが、この『Big Jam』シリーズもその日本ハモンドが生み出した個性的製品群の一つである。ボスのOD-1から始まるコンパクトシリーズは77年に発表されたが、日本ハ モンドBig Jamは78年に発表されていたらしく、おそらくほぼ同時期に開発を行っていたと推測される。Big Jamはボスコンパクトとはひと味違ったコンセプトを目指して作られたんだろうと思われ、電子スイッチ・赤/緑に点灯するLEDサイン・壊れにくいスモー ルボディなど、当時としては最先端の技術を備えていた。しかしスイッチやつまみはとても壊れやすかったらしく、このシリーズも結果としては短命に終わって しまったそうだ。
SE-1の名を冠したBig Jamシリーズ1機種目はフェイザーである。歪み系よりも音響系が1番目に来るというのは、エフェクターの元祖メーカーとしての個性を示す証拠なのだろう か。コントロールスライダーはINTENSITYとSPEEDの2種付いており、音色の波打ちは予想以上に深い効果が得られた。個人的にはボスの Phaser PH-1(PH-1r)よりも太い音のように感じた。目を引いたのはデザインである。Big Jam各機種ともにエフェクト効果を表現したかのような字体装飾が見られ、Phaserの場合は2本の波が交互にやってくるイメージが読み取れる。
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Effector: NIHON HAMMOND "Big Jam" Delay Machine SE-7
SE-7
79年製。外箱と説明書・アダプター付きの完全仕様にて入手した貴重な一品である。外箱にはギターを持って歌うキャ ラクターのデザインが記されている。このSE-7はアナログディレイと言っても、現行品のディレイとは比べ物にならない位独特の音が出る。このチープなア ナログさが逆に新鮮で、つまみ操作によって音響効果が激変するのがすごく面白い。しかし、万一使っているうちに壊れてしまうと、今や会社が存在しないため 修理は不可能でどうしようもない。回路を解析して自力修理しか方法はなく、そんなリスクがあるために使い続けるのが少し怖い気もする。おそらく電子スイッ チを代替品に替えることができるのなら何とかなりそうな気がするが。けれども日本ハモンドの工場内で幼少時ピアノを習っていたこともあった私にとっては、 あの工場内で作られた製品というだけで忘れかけていた懐かしさが溢れてくるのだ。
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Tuner: NIHON HAMMOND "Big Jam" QUARTZ GUITER TUNER SE-10
SE-10
日本ハモンドが生み出した個性的エフェクター『Big Jam』シリーズには、ギターチューナーも存在した。これはBig Jamサイズのボディの中に、ボタンによる切替でギターの6弦ごとのチューニングが可能な機種である。ギター入力だけでなくマイク入力にも対応し、弱めの バックライトもついていて真っ暗闇でのチューニングにも役に立つように設計されている。Big Jamの中でこのチューナーだけにはスタンドが付いているので、斜めに立て置くことが唯一可能だ。LEDによる電源表示は他モデルと共通である。
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Effector: ACE TONE Twin Ace FW-1
Twin Ace
70年前後に作られた、エース電子/ACE TONEのファズ・ワウ兼用エフェクターである。まるで車のアクセルのような大きなペダルが真四角のボディに乗っかっている、かなり異彩極まるデザインで ある。ファズのコントロール部にはボリューム・サスティン・トーンが付いているので、歪み具合が自在に調節できる。トーン最大・ボリューム最大なんてこと にすると半端じゃなく暴れる音がして、とにかく熱い音が鳴る機種である。ステージに置けば見た目以上にハードな音色が目立つこと間違いない。なお集合住宅 で鳴らすのは要注意。そしてワウ・ペダルの構造だが、全く踏まない時は普段の通常音もしくはファズ音、軽くでも踏むとワウ回路にスイッチが切り替わる仕組 みとなっている。踏めばいきなりミュートがかかり、全部踏むと通常音に戻っていくという効果だ。…と言ってもペダルを通すと音はおとなし過ぎるため、初期 のものだからあらかじめワウワウ音は割り切って使うのがベストだろう。なおファズをかけたままペダルを踏むと音がかなり籠ったのであまりおすすめできな い。
Twin Aceは特にデザインが目を引くので、部屋に置いておくだけでも十分価値はある気がした。もしかするとこの機種はマルチエフェクターの走りなんだろうか。 でもやっぱりTwin Aceを繋いでギターを鳴らせば、現代においてもエーストーンのファズこそが最強に暴れる歪みであるんだろうなと実感するのだった。
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Multiple Jack: Boss J-5
J-5
ギターや電子楽器などのライン出力を4つに分配するユニット。電池不要で、一つの音をアンプ・レコーダー・他の入力 機器などに分配したり、一つの音を2つ以上のアンプで同時に鳴らすとか、何かと重宝するアイテム。今後JC-77をもう1台導入することがあるのなら、こ れを用いて2台鳴らしてみたいとも考えてしまう。
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ACE TONE TUNING GUN (A)
TUNING GUN
チューニングガン…この言葉を聞いて、チューナー?と思われる方は多いかもしれないが、チューナーではありません。 でもガンとは言え決して弾が出る訳でもありません。これは60年代中期にエーストーンが発表した製品の一つで、A=440の音を再生させる音叉のようなも のと考えていただければ良いと思う。ギターアンプ等に接続し引金を引けばスピーカーから音が鳴り、その音を聴きながら楽器のチューニングを合わせるために 用いられるそうだ。奇跡的に化粧箱入り説明書付きの美品を入手した私は、どういった使い方なのか分からないままアンプに接続してみたが……音が鳴らない。 鳴らないのならTOP-1のように修理だと思い付き、まずはネジを外し分解してみたのだが…さっぱり分からない。回路は驚くほど簡単と思われるので自分で もきっと直せそうな気もするのだが、引金を引いても止まって戻ってこなかったり、元々どういった発音構造で電子音叉の機能が動作するのか全く見当がつかな いので手が付けられずに居る。しかし個人的な勘では再生できそうな可能性はある。ただエーストーン亡き今は時間が経つにつれ再生への道は厳しくなるだろ う。このチューニングガンなる得体の知れない製品は、発表から40年近く経った今には楽器演奏において全く不要の産物である。それでもこの製品にまつわる 謎が消えないうちは、この機材の持つ稀少的価値は少なからず残っているだろうと割り切っていたい。

※もしチューニングガンの内部構造についてお分かりの方、もしくは現物完動品をお持ちの方が居られましたら、ぜひご一報いただけるとありがたい次第でござ います。
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